毎月、星の数ほど発行されている健康関連の雑誌や書籍のなかで、トルマリンを扱うものは数多くあります。ここでは、トルマリンの歴史について見ていきましょう。トルマリンは1703年、スリランカで産出されてから、ヨーロッパに広まり、1880年にキューリー兄弟が、トルマリンに熱や圧力を加えると電気が発生することを証明しました。キューリー兄弟の弟ピエールはその夫人マリーと共に後年、ノーベル賞を受賞しています。今日、熱を加える方はピロ電気=焦電気、圧力を加える方はピエゾ電気=圧電気と呼ばれています。このキューリー兄弟の発見以降、様々な科学の進歩によって、トルマリンが自然状態でも微弱電流を流し続けていることが判明し、別名として「エレクトリック・ストーン=電気石」と呼ばれるようになりました。トルマリンはこうした特性を持つため、それまでは全く価値がないと考えられていたわけですが、現在では宝石に適さない原石、つまり不透明石は鉱石そのものや粉体やゲル、繊維など様々な形態に加工され、工業用の素材や健康から環境改善のための素材として幅広く活用されているのです。

