様々な効果から健康関連グッズ界では有名なトルマリンですが、ここではトルマリンが持つそのメカニズム理論とその発見者のキューリー兄弟について見ていきましょう。トルマリンの結晶に外部から圧力をかけると結晶表面に電荷が生じることを1880年にキュリー兄弟が発見し、ピエゾ電気と命名しました。さらにトルマリンを加熱しても電荷が生じることを発見し、ピロ電気と命名しました。それ以後トルマリンは別名「電気石」と呼ばれるようになります。キュリー兄弟は後にラジウムを発見しノーベル物理学賞を受賞します。この逸話は日本でも伝記ともなり、小学生の頃、図書館でその苦労の様子を読まれた方も多いことでしょう。トルマリンが近年になりようやく日の目を見るようになり、実用化され、そして脚光を浴びるようになったのはトルマリンが物性とメカニズムに独特な結晶構造を持っており、それが半永久的な電荷構造であることが理論的に解明されたからなのです。ピエゾ電気やピロ電気のほかにもトルマリンは光線、大気中の微量の放射線、温度の変化、水や空気の乱気流、摩擦や圧力によっても電荷を生じるなどは、測定機器の発達により初めて明らかになりました。その他にもトルマリンについては、物理的なトルマリンの結晶体を集約するとセンターがねじれ分極している、そのために永久電極という構造特性を持つ、結晶一つ一つがそれぞれプラスとマイナスの極を持ち結晶体が小さければ小さいほど静電圧が高まる、固体物理の静電圧の計算により結晶体の長さの二乗に比例する、などの特性が判明しています。しかしまだまだ謎の部分も多く、これからの研究、解明が待たれるところです。
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トルマリンとキュリー兄弟
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