トルマリンの歴史は古く、18世紀初頭から、電気を発する不思議な鉱石として知られてきました。スウェーデンの学者カール・リンネ(Linnaeus、Carolus 1707-1778)によって、「electric stone=電気石」と名付けられました。このためトルマリンはその和名として電気石と呼ばれていますが、いつ頃から日本国内でそう呼ばれ始めたかについては、はっきりと分かっていません。その後19世紀になって、キュリー兄弟=Pierre Curie及びJacque Curieとリーケ(Riecke)らの学者が、トルマリンが電気を発する仕組みを解明しました。トルマリンに外から力を加えると、その周囲にマイナスイオンを発生することが測定から分かっています。マイナスイオン発生のメカニズムは未だに正確に分かっていませんが、トルマリンの圧電性に起因していると考えられています。トルマリンを含んだ寝具などを使ってみると、ほんのりと温かく感じられることが分かりますが、これはトルマリンから遠赤外線が放出されているためと考えられています。トルマリンのこうした性質は、冬場に雪の多い地方での融雪システムにも利用されています。なお、ここで登場したキューリーについては、伝記にもなったキューリー夫人の話としても有名ですが、リーケについては日本ではほとんどその素性は知られて居らず、情報の宝庫であるインターネットでも国内ではその情報はほとんど見当たりません。トルマリンに興味を持ち、その歴史についても詳しく知りたい方はぜひ、海外のインターネットサイトや実際にリーケの暮らした当地を訪問してみるというのも楽しいかもしれません。
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トルマリンとリーケ(Riecke)
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