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トルマリンと諸説に関する誤解

トルマリンには様々な効果・効能があると言われていますが、半面、誤解も多くあります。まず、トルマリンの中にマイナスイオンが詰まっているわけではありません。よくトルマリンは「電気を持っていて、マイナスイオンを発生する」などと言われますが、常にトルマリンの中に電気が詰まっているわけでは無く、トルマリンは主に外部から圧力を受けた時にマイナスイオンを発生します。 トルマリンの圧電効果がこれに起因している可能性が高いですが、現在のところ現象をきちんと数式化することや、あるいは理論立てての説明がなされていません。次にトルマリンは電気を通しやすいと思われている方がいますが、トルマリンはとても電気を通しにくい絶縁体です。電気を通しにくいため、いったん取り込んだ電気をそのままの状態にしておく傾向が強いのです。それゆえ表面に電気を帯びることも可能になっています。そして、「トルマリンは体によい」とか「トルマリンで糖尿病が治った」など、トルマリンの良いことばかりを紹介しているインターネット上のサイトなどが見受けられますが、これらすべての効果が全ての人に同じように当てはまるわけではありません。また、効果が現れる迄の時間についても同様に個人差があります。 例えば、3日でアトピー性皮膚炎が改善し始める人もいれば3ヶ月目で糖尿病に効果を示す人もいる、といった具合です。トルマリンを使ったことによって少しずつ症状が改善されてきているのに、目に見えて効果がないからとあきらめてしまうケースもありますがトルマリンは万能ではありません。それらを正しく理解して使用することが大切だと言えます。次にトルマリンのマイナスイオンは外から力を加えなければごく微量という点です。一般的にトルマリンは、外から何も力を加えなければ僅かなマイナスイオンしか発生しません。 測定してみると、通常の生活空間にもともとあるマイナスイオン量と大差ない場合が多いです。これはトルマリンの性質として主に圧力を加えないとマイナスイオンを発生しないためです。また、実際に使うことで加わる圧力によりマイナスイオンの発生を期待する製品が多いのです。原料にトルマリンを使ったふとんやシーツ・下着・サポーターなどの製品がありますが、これらは少なからず使用する人によって圧力がトルマリンに加わることによってマイナスイオンが発生します。 ところが、こうした「力」が加わらないような製品からは自発的なマイナスイオンの生成効果は殆ど期待出来ません。こうした事実は、なかなか消費者の方にうまく伝わっていないことが多いのですが、マイナスイオン発生製品としての能力に直結するものですので十分理解しておく必要があります。次にトルマリンは鉱石を採掘する産地で性能が違うという点です。一言で「トルマリン」と言っても、鉱物学的には同じ種類であっても、結晶の生成具合や硬度などによって、マイナスイオンを生成する能力が異なります。また、不純物が混入している割合によっても性能に大きく影響してきます。これらは、トルマリン鉱石を採掘する鉱山や産地による場合が多くあります。専門的な話になりますが、いわゆる電気石としての性能がしっかり確認されたものでないと、知らず知らずのうちに効果を期待出来ないトルマリンを使うことになる可能性もあります。最後にトルマリンは有害ではないという点です。トルマリンは、その名前すら知らない方には取っつきにくいイメージがあるかもしれませんが、人体には無害です。厚生労働省の認可でも分かるように全く無害なのです。水に溶けませんが、あえて食べたり飲んだりしなければの話です。

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